The Songlines - 渋谷で働くCFOブログ

CFOという業務を通じて出会ったものを、風の向くまま、気の向くままに残していきます

育成プログラム、第四回目のテーマは 「あなたがミクシィの社長なら」

育成プログラムを始めて、はや一ヶ月。

僕がメンターを務めるパートは今回で最後です。

さて、今回のテーマは以下の通りです。

 

【テーマ】

あなたがミクシィの役員なら、将来のミクシィのあるべき姿をどう描き、どのような打ち手を実行しますか?

 

 

【参考】

プログラムに参加したメンバーは、今回の資料作成に際して、非常に広い視野で多くの一次データを収集し、それらの情報を読み解きながら環境分析を行っていました。

せっかくなので、全参加メンバーの資料に掲載されていたデータの元データを一覧表にしてみました。

次回ブログにて「一次データ掲載サイトまとめ」をアップするので、こちらもお楽しみに!

 

 

【総括】

第一回目、第二回目では自社内において発生した問題に対する課題設定や解決策をテーマに取り上げ、第三回目では他社の経営課題に対する課題設定や解決策をテーマに取り上げましたが、最終回ということで、自社の経営課題がテーマでした。

今までのエントリで、「影響範囲」「一次データ」「マインド」というキーワードを使ってきましたが、最後の総括ということで、最も大切にしたい「マインド」について書きたいと思います。

 

今回、プログラム参加者には業務時間外で課題に取り組んでもらいました。

当然、日常業務がひっ迫している中なので、さらに業務時間外に時間をねん出し、業務で疲れた頭のスイッチを切り替えて高い視座、広い視野で課題に取り組むのは大変だったと思います。

でも、もしあなたが明日から上場会社の経営者になったとしたらどうでしょう?

毎日朝から夜まで隙間なく埋まるスケジュール、膨大な量の決裁、一日数百件ものメール、これらを最終意思決定者として責任を持ってひとつひとつ対処していく傍らで、自社の経営課題にいかに取り組んでいくべきか、日々考え続けるわけです。

これは、一朝一夕で出来るようになる訳ではありません。

 

日々の業務に忙殺される中において、いかに高い視座、広い視野を保つか、今回のプログラムのような擬似体験を通じて、是非ともこれからも引き続き経験を積み重ねていって下さい。

 

最後に、僕が座右の銘にしている言葉を1つ。

 

「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす」(『五輪書』宮本武蔵)

 

五輪書 (講談社学術文庫)

五輪書 (講談社学術文庫)

 

 

僕自身も、まだまだ精進し続けます!