【テーマ】
自分がマネジメントを担当するチームに以下の2名が所属しています。
あなたはどちらのメンバーにコミュニケーションの時間を多く割きますか?
・特に不平不満をいうこともなく、仕事をきっちりこなすタイプのAさん
・不平不満を抱えがちで、モチベーションによってパフォーマンスが上下しやすいタイプのBさん
さて、みなさんであれば、どのように判断し、どのように時間を使いますか?
是非とも、考えてみてください!
【参考】
今回のテーマ、非常に難しいですね。なにせ人のマネジメントやコミュニケーションに模範解答は無いです。だからこそ、第一回目のテーマを取り上げたエントリーの内容をもう一度思い返してみてください。
■育成プログラム、第一回目のテーマは 「午前10時のコーヒー」
http://ogino.blog.mixi.co.jp/entry/2013/07/05/224650
影響範囲、一次データ、マインド というキーワードをお伝えしました。
今回も、影響範囲、一次データ、マインドというキーワードで考えてみてください。
影響範囲:
今回の件は、AさんとBさんという個人の問題でしょうか? それとも、組織の問題でしょうか? 僕には、両方の問題のように思えます。
一次データ:
模範解答が無いからこそ、出発点である課題の設定の段階で、一次データとして何を拠り所にするかが非常に重要です。 ミクシィでは人事制度の中に「人事ポリシー」が定められています。 ここまで立ち返って議論の出発点と出来ればよいですね。
ブログを読んでいるみなさまの会社では、どのような人事ポリシーを持っていますか? もし人事ポリシーがまだ無いという事であれば、是非とも組織が拡大する前につくってみてください。
マインド:
そもそも、今回はどうしてスタッフとのコミュニケーションを取る必要が出たんでしょうか? リアリティを持って立体的に考えてみてください。
スタッフの育成は短期の視点と中長期の視点が必要です。
ところで、短期と中長期の視点をバランスよく考えるフレームワークとしては、以下の本が役に立つかも知れません。

10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!
- 作者: スージー・ウェルチ,小沢瑞穂
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 44回
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著者であるスージー・ウェルチは、ジャーナリストであり、4人の子供の母であり、経営の神様と呼ばれるジャック・ウェルチの妻でもある人物です。
そんな彼女が人生に迷ったとき、「決める力」が身につくフレームワークとして紹介しているのが「10-10-10」です。
□「10分後(今)はどうなっている?」
□「10ヶ月後(ちょっと先)は?」
□「10年後(未来)は?」
短期、中期、長期と、3つの視点で選択肢を見つめれば、人生という長いスパンで最も後悔のない選択ができると述べています。
人のマネジメントも長いスパンで行うもの。
3つの視点を大切にしたいですね。