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The Songlines - 渋谷で働くCFOブログ

CFOという業務を通じて出会ったものを、風の向くまま、気の向くままに残していきます

2013年の大晦日によせて

ブログの更新がすっかりご無沙汰になってしまい、申し訳ありません。

気づけばあっという間に2013年も終わろうとしていますが、皆様にとって実りある一年だったでしょうか?

僕自身はというと、経営に携わるようになってから、毎年毎年落ち着く間もなく一年が過ぎていきますが、経営に携わる限りにおいては心安らかな日は来ないのかなとも思っています。

さて、今年も大晦日を迎え、率直な気持ちをブログに残しておきたいと思います。

 

今年はいつにも増して波瀾万丈な一年だったかな、と思います。

2年前(2011年度)には四半期で38億円程度あった売上が、たった2年足らずのうちに半分以下の18億円程度になり、収益モデルの抜本的な転換を余儀なくされました。

そんな中、この2年間でM&Aを7件実行し、経営陣の強化と収益モデルの多角化を進めると同時に、データセンターのコスト見直しや中国拠点の閉鎖など、コストサイドでも各種施策を矢継ぎ早に打ってきましたが、それでも追いつかず、ついに上場来初の赤字決算(四半期ベース)になりました。

施策を打てども打てども流血が止まらない事態の中で、頭の中で常に考えていた事は「どんな手を打てば最も効果的なんだろう?」「何がBESTなんだろう?」ということで、常に「BEST」を追い求めて一年間を過ごしていました。

 

ただ、明鏡止水の心境で年末を迎えて、改めて思ったことは、「何をそんなに肩肘張ってしまっていたんだろう」ということです。

経営に「BEST」などない。であれば、自分がやるべきことは「BEST」を追求することではなく、「BETTER」を追求することなのではないか、と。

要するに、「今よりも一つでも前進する」「今より後退しない」という事です。

 

「BETTER」という「比較級」の考え方を軸にすることで、「現状」との「比較」をしっかりと行うことができ、「現状」よりも一つでも改善されるか否かに集中できます。

一方、「BEST」という「最上級」の考え方を軸にすると、とたんに「現状」に対する認識をあやふやなものにしたまま思考を進めることになります。

 

「経営においてBESTではなくBETTERを貫く」などと言うと、「何を甘ったるい事を言っているんだ?」とのお叱りを受けそうですが、冒頭に書いたように、売上も不安定、利益も赤字という変数だらけの状況に突入している状況だからこそ、肩肘はらずに「今よりも一つでもプラス方向に足す」という経営もあるのではないかな、と思った次第です。

 

2014年もどうぞよろしくお願いします。